2011年6月26日日曜日

UNISEC事務局会議&都立産業技術高専見学!

おはようございます!

UNISONのむたです。
少しあいてしまいましたが、先週の木曜日にUNISEC事務局会議をしてきました。
UNISECの事務局は東大の近くにあります。
ふつーのマンションの一室を改装して使っているんですね。

23日は事務局長の常盤さんと中村さんのお二人と主に会議を行いました。
内容は、ISTSの報告と総会の話です。

まずは、ISTSに行ってきたご報告をして
(代表3名の交通費・宿泊費はUNISECから出ていますので。
ただし、はるき・むたは発表もあったので、研究室から出ない分を支援して頂いています)
改めて例年になく、子供たちが多く来てくれたことを実感。

年齢層が予想と異なったことから、私たちがISTSに行った目的のひとつ
UNISECの活動を研究者の方・沖縄の方に知ってもらうというのは達成できたのですが
もうひとつの目的、超小型衛星シンポを広報するという目的は
十分に達成できなかった部分もありました。


そして、総会の話。
私たちが今考えている計画を事務局の方にお話しして、
注意すべき点や共有して置くべき情報を確認、当日の流れも確認しました。
いろいろな企画をしようとしているので、盛りだくさんすぎる部分もありますが
事務局の方にも手伝って頂きながら、良い総会にしていきたいと思いますので、
みなさん、ぜひご参加ください。








で、23日はこの後、東京にいるはるき・むたの二人で都立産業技術高専の見学へ。
実は、先週のUNITEC-1報告会で筑波大STEPの方たちが、都立産業技術高専の見学に伺うという話を聞いたので、
急きょ無理を言って、一緒に参加させてもらった形になります。
(STEPというとロケットのイメージが強い方が多いと思いますが、最近は小型衛星もがんばっているんですよ~)

と、いうことで、筑波大のかた5名とはるき・むたで南千住にある産業技術高専のキャンパスへ行ってきました。


筑波大の皆さん

まずは、作業部屋の見学。
細長い部屋に所狭しとパソコンが並んでいます。
パソコンの上の棚にはポップな色のボックスが並んでいて
(石川先生が100円ショップで購入されたとか。)
はんだや素子などがきれいに整頓されていました。


青と黄色のケースがたくさん積まれています

今は、BBMフェーズ(実際に衛星を作るまえの試作機)ということで
金属で作った衛星はなかったのですが、段ボールモデル(通称DBM)が置いてありました。


DBMの中にはきちんと機器も書いてあります


筑波大のメンバーはすかさず、写真を撮らせてもらってます

また、CAD上ではさらに細かいモデルが設計されていましたよ。
BBMの段階からアイボルト(衛星を移動させるための吊り下げポイント)や
太陽電池セルからの導線を本体の中に引き込むための穴など、細かくて忘れがちだけどとても大事な部分が
組みこまれていて、さすが一度打ち上げを経験のある団体だなあと感じました。


CAD図

お話を伺っていて驚いたのは、今度の衛星の太陽電池セルは
宇宙用ではなく、一般の秋葉原で売っているようなものを使用される予定とのこと。
民生品が多い大学衛星ですが、太陽電池は宇宙用が多いので、なかなか新しい発想だなあと思いました。
効率は宇宙用より下がりますが、十分に衛星の電力を賄えるので良いと判断したそうです。
真空中での試験はすでに終わっていて今度は放射線試験をやらないと、とおっしゃっていました。


隣の部屋では、今年たくさん入った新入生の皆さんが、先輩から出された課題に取組中。
今回の課題は調べ学習で、『大学衛星の調査』だそうです。
新入生の皆さんは真剣に衛星のミッションやサイズなどをインターネットで調べていました。


新入生の皆さん、真剣です

そして、場所を教室に移して、石川先生のお話を伺いました。
宇宙科学研究同好会小型衛星プロジェクトの将来展望やUNISECでの衛星のアイディア
JAXA相乗りのツボ(石川先生は、高専の衛星とUNITEC-1の2回連続で相乗り衛星を担当していらっしゃるので、この点とてもお詳しいのです。)、振動・衝撃試験の説明など
大変勉強になりました。


大学・高専で衛星を作るときの問題点


振動試験の話

産業技術高専のみなさん、どうもありがとうございました!

WEBサイト:http://www.metro-cit.ac.jp/~kks-1
ブログ:http://tmcitsatellite.blog71.fc2.com/



さあ、次はどこの団体に行こうかな。。。
今回のように、どこかの団体に見学に行くよ!という方がいらっしゃいましたら
ぜひ代表も誘ってもらえるとうれしいです!

昨日の関西交流会のご報告はまた後日


それでは

むた

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