2011年10月8日土曜日

2011.10.07 衛星の情報共有のための会議&飲み会

って長いからなにかいい名前ないですかね~
飲み会で考えましょう!
って言ってたのに、結局、考えるの忘れました。


こんばんは。むたです。


昨日は、UNISEC衛星の情報共有のための会議 でした。

なにがしたいかというと、
UNISECにはたくさんの衛星開発団体がいると思うんですけど、
そのつながりが個々に依ってしまっていて、希薄なんじゃないかなーと思うわけです。
せっかく、お互いがすごいことやってるんだから、すごいことを共有し合えば、もっとすごくなれるのではないかと。(なんか、ラフに書くと馬鹿っぽいですけど(笑))

要は、うまく横のつながりを作ることで、お互いの衛星開発をもっとよくしていこう!
あわよくば、UNITEC-1みたいに(一つの衛星を全員で作るかは別として。)UNISECの団体が共同で、
宇宙メーカーさんやJAXAさんが挑戦しないような、なにか大きなことができたら素敵だなと
思っています。

こういう話は、総会とかワークショップとかでのディスカッションや
UNISECメンバーでの飲み会でも良く聞く話なのですが、なかなか実現しない。
ので、手伝ってくれるメンバーを募って、今年中に実現してみよう!という思いで、
今回の会議を開催しました。


参加してくれたのは、私を含めて13名、
創価大/府大/首都大/東海大/筑波大/帝京大/東工大など。
どちらかというと衛星の新規参入団体が多いかなという印象ですが
(まあ、情報がほしいのは新規の方が切実ですからね)
別途、東大の方や日大の方にも今、お話をうかがっている最中です。


議論したテーマは4つ

(1) 情報共有の利点/欠点
まあ、会議の場には共有したい人たちが多く集まっているわけですが、
情報共有の欠点や危険性、迷惑をかけることなどを考えて、事前に認識して、
なるべくそういうことが防げるような共有をする必要があるなと思い、この内容で話し合いました。

利点は
・コストが下がる
・自分たちの開発方法が独りよがりでないことの確認ができる
・信憑性/確実性が上がる
などなど

欠点は
・機密情報など流出してはならないものが流出する可能性がある
・(いろいろデータを載せすぎると)なにも考えないで、衛星開発ができてしまうようになっちゃうかも
・データベースを作る労力だけかかって、実際には役に立たない/使われないで終わる可能性がある
などなど

欠点に関する1番目は、とりあえず、出しちゃだめな情報は、共有しないことにしよう、
ということで一致したのですが、2点目はかなり難しい話で、時間をかけて話をしました。

大学衛星が教育の観点から行われていることが多い現状では、
自分で答えを見つけることが学びなはずなのに、データベースに答えがそのまま書いてあったら
それって、どうなの?ということです。

これに対してぱしっと明快な反論は難しいと思いますが、
・情報の真偽を自分で判断し、取捨選択できるようになるのも学び
・結局、うのみにしたら自分のためにならないので、自己責任
・共有する内容のレベルを考える(あまりに手取り・足取りな内容になりすぎないように)
というような意見が出されました。


(2) 共有する内容
共有する内容では、(1)で考えたことはひとまず、置いておいたとして、
正直、どんな内容が知りたい?という観点で、まずは書きだしてみました。

最初は、共有する内容が広くなりすぎてしまうので、環境試験、おもに放射線試験に関して、
と範囲を絞って考えてみます。

試験条件の設定方法、試験場所、評価方法、試験結果、参考文献。。。など
たくさん内容としては上がりました。

その中で、(1) で話合った欠点の部分に引っ掛かりそうなのは抜いて、
まずは、やってみれそうな部分から、ということで、ある程度コンテンツを絞りました。

(3) 共有方法
共有方法に関しては、資料の集め方が肝になりそうだという認識で、
(なかなか、情報提供側がやらなくなってきてしまう、といったような。)
だったら、定期的に発表会をやったらいいのではないかというアイディアが出ました。
発表会のために資料を作ってきてもらって、その資料をWEB(wiki?パス付)にUPしていく流れです。

頻度としては、まずは、UNISECの定例イベントである、総会とワークショップ。
2回じゃちょっとさびしいので、春と秋にも1回ずつできたらよいのではないかという話になりました。


また、ただの報告会として資料を作ってしまうと、WEBにあげたあと、資料を探す段になって
検索がしづらい可能性があるので、
ある程度テーマを決めて(環境試験、とか、各系とか)、タグ付けをしながら、
データが上がっていくとよいのではないかという話になりました。


(4) 共有する人の制限
(3)を誰がやるのか、という話にもなってくるのですが、
UNISECって意外とあいまいな枠組みでして(それが良いとか悪いとかいう話ではないんですけど)
情報を閲覧する仕組みにするのであれば、誰が閲覧者なのか分かっておいた方が良いよね、
ということで、共有する人をどうやって決めるのか、という話でした。

不正利用をしない、とか、(3)で書いた発表会で発表を必ずする、とか、
(3)の発表会やデータベースの運営を行うチームに必ず、団体で1名入るとか
データベースにある情報を使って、失敗したとしても自己責任です。とか
そんな規約を作って、それに同意しました、という誓約書(署名)を書いてもらおうと考えています。

データベースは団体で誰か加入していたら、必ずと言っていいほど、他のメンバーにも伝わってしまうので、
この枠組みに参加してもらうときは団体の全員が署名することが必須になる、とか
規約に違反したときの罰則はどうする、とか
そこまで厳しくする??という感じもありますが、一応、それぞれの衛星の大事な情報を
みんなで共有するのであれば、それくらいしておいて、間違いはないだろうというところで落ち着きました。



と、なんと5時間にもわたって、話し合いを行いました。

今後のスケジュールとしてじゃ、12月のワークショップで、第一回の発表会を行うべく、
規約作りやら、参加団体の募集やら準備をしていきたいという話になりました。

次のMTGはその規約や募集のための企画書の完成目標の10月末or11月頭ころを予定しています。
今回参加できなかったけど、、、という人も大歓迎なので、ぜひぜひ参加して下さい。
切実に仲間募集中です(笑)
日程は追って連絡します。
話はだいたいこの記事の通りですが、議事録がほしい方は別途送りますので、
牟田まで、ご連絡ください。



5時間も議論を白熱させた後は、ビールがうまい!ということで(笑)
飲み会も行って(こっちも3時間くらいやってたよね)、メンバーの親交も深まりましたね。


言葉が適切でないかもしれませんが、
昨日の議論はとても楽しかったです。

やってやる!っていうエネルギーにあふれていたような気がします。


それでは、また


むた

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