2011年10月28日金曜日

2011.10.28 電機大見学

こんばんはー


本日は電機大さんに見学に行ってきました。

電機大さんというと、衛星畑の私としては、
「あー遠隔の地上局の!」というイメージ。
現に東大や東工大また日大の衛星を運用するときに、
電機大さんのアンテナをお借りして運用しています。
普段はもちろん、なにか自分たちの地上局にトラブルがあって使えないときなどは
本当に助かっています。
これはUNISEC内のGSN(Ground Station Network)というグループの活動が行われているからですね!
これからもこういった地上局のつながりが強くなっていくと素敵ですね。

ということで、地上局とアンテナの見学をさせていただきました。
屋上までの道が垂直というまさかの状況(笑)


そして、アンテナ。
見学させていただいたときはちょうど衛星運用をしているときで、アンテナが動いていました。
先日の台風の影響で、被覆線が禿げていたり、コネクタが外れていたり。。。。
地上局は頻繁に何か調子が悪くなったりして、結構手がかかるそう。


アンテナその2。地上局を担当していらっしゃる松本さんが作られたそうですが、あまり受信率は良くなかったらしく、現在は使われていないそうです。


そして、地上局。本来は、担当されている松本さんの研究室の一角にあったそうなのですが、
現在研究室は引っ越され、でも、アンテナは動かせないため、地上局だけそのままにしてもらっているそうです。



なので周りは、あとに入ってきた化学系の実験器具が。




そして、もうひとつ、電機大は今年ARLISSに初挑戦したんです!
話を聞くに、ARLISS申し込みの締め切り当日に大会を知って、とりあえずメンバー4人で申し込んだとか。
それも、みなさんもともと友達だったわけでもなく、同じ研究室なわけでもなく
めぐりめぐって今年のメンバー12人が集まったそうです。
面白いのは、機械系のメンバーが少ないこと!
医療関係の研究(人工心臓とか粘性の計測とか手術の補助ロボットとか。。。あってるかな??)をしている人が多く、
研究室を見学させていただきましたが、Cansat開発現場によくある
はんだごてとか、ニッパとかペンチとかが見当たらない。

というか、本当に生物や化学系の研究室らしく、実際ARLISSのときは
ここで開発をしていたらしいです。










そう。窓際の置き型クーラーの上(笑)
いやー机の上で開発していないCansatチームを初めてみた気がします。

椅子をおいても足入らないし、コンセント遠いし(当たり前)、
というか机金属で、おいた基板が導通しちゃうんじゃないかっていうまさかの開発現場でした。

現在はきれいに片づけられて、あるべき姿に戻っています。



っということで、実際のCansatは??と見渡すと、なぜかさきほどの地上局の上に
実際にARLISSでCansatに載せた基板が出てきました。



なにせCansatもローバーも初めてなもので、最初にメンバーである天才プログラマーが実機を持ってこい!
と言って、作った、ローバーってこんな感じ?という0号機



あとは天才プログラマーの机
見せかけのデュアルディスプレイと右手にはオシロと安定化電源。
左手には書籍とミニ冷蔵庫という完備っぷり。



写真には撮っていませんでしたが、このほか機体を加工した工場であったり、
みなさんの研究室であったり(機械系の私にはろ過する装置とか、人工心臓とかとても新鮮な印象でした!)をご紹介していただき、見学終了!


電機大のチームはそれぞれの得意分野に合わせて、
マネジメント、プログラム、通信、加工など役割分担が自然と出来上がっていて、
とてもまとまりが良いというか、仲がよいなーと感じました。
普通の研究室だと、やることがあってじゃあだれがそれをやる??となると思うのですが、
じゃあ、それができる人を連れてこよう!というのが電機大の発想なのかもしれません。
まあ、それができるほど、学内の工学の幅が広く、層が厚いこと、
最初に集まったメンバーの顔が広いことなどとても良い条件がそろっているのだと思います。

また自分たちが作るだけにとどまらず、ARLISSの報告会を学科で開いて
Cansatに関係のない学生にみにきてもらったり、
学生に向けて1コマCansatで授業をしたり、
学内の教員向けの通信に記事を書いたりと、外向きにも積極的に活動されている皆さんの姿勢もすごいなーと思いました。

来年は卒業等で、今年の12人のメンバーのうち4人しかチームには残らないそうですが、
また新たなメンバーを集めて頑張ってほしいなと思います!



電機大の皆さん、どうもありがとうございました!!!



牟田

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