2011年12月18日日曜日

2011.12.16 京都大学生存圏研究所 山川研究室 行脚!

こんにちはー伊藤です。

16日に京都大学・生存圏研究所の山川研究室に訪問してきました!

夕方の遅い時間に訪問したのにも関わらず、多くの研究室メンバが
集まってくださりました。
まずは、山川研究室で取り組んでいる研究を紹介して頂きました。

<発表説明の様子>
送信者 2011年12月17日京都大行脚


<山川研究室について>
送信者 2011年12月17日京都大行脚




まず、山川研究室では、プラズマ波動というものが研究対象の一つになっています。

<プラズマ波動について>
送信者 2011年12月17日京都大行脚


このプラズマ波動を観測するのに適した、アナログ集積回路の設計を行っているそうです。

<プラズマ波動観測器について>
送信者 2011年12月17日京都大行脚


また、月のプラズマ波動観測データを解析して、何か特徴や科学的知見を
得ようとする研究も行われています。
非常に面白そうですね!

<プラズマ波動解析について>
送信者 2011年12月17日京都大行脚


次は、帯電衛星の姿勢運動と制御に関する研究です。
衛星を適切に帯電させると、衛星自身の運動と地球磁場の影響により、
ローレンツ力が発生します。
このローレンツ力を利用して、衛星を制御しようという新しい試みです!

<帯電衛星の姿勢運動と制御について>
送信者 2011年12月17日京都大行脚


ホワイトボードに図を書いて説明してくださっています。

<帯電衛星に関する研究の概要を説明中>
送信者 2011年12月17日京都大行脚



さて、次は磁気セイルに関する研究です。
この研究では、宇宙機に搭載する超電導コイルに大電流を流す事で、
宇宙機まわりに磁場を生み出し、それと太陽風の影響から得られる磁場より、
推進力を得る、といった方式が検討されています。

特に、この超電導コイルは状態が不安定であり、宇宙機に搭載するには
さらに詳細な特性を把握する必要があり、コイルの特性を把握する為の
研究がおこなわれています。

<磁気セイル>
送信者 2011年12月17日京都大行脚



以上で研究紹介が終わり、次は幾つか実験設備等を見学させて頂きました!

先ほどのアナログ集積回路です。非常に小さいのが見て分かるかと思います。
”小ささ”という点に関して、宇宙機に搭載する上で、また複数地点から同一対象物を
観測する上で、非常に重要になってきます。
このアナログ回路は、世界で40個しか生産されていないそうです。

<アナログ集積回路1>
送信者 2011年12月17日京都大行脚



アナログ集積回路が右上に搭載されている無線です。

<アナログ集積回路2>
送信者 2011年12月17日京都大行脚


次に、超電導コイルの特性を把握する装置を見せて頂きました。
中央にあるリング型のものが、それです。

<超電導コイル>
送信者 2011年12月17日京都大行脚



というわけで、山川研究室の皆様が取り組んでいる研究の様子が多少なりとも
伝わったでしょうか?

個人的な感想ですが、山川研究室の皆様が取り組んでいる活動は、どれも新しい
高度な技術を生み出す事に特化しているな、という印象でした!(まあそれが研究なんですよね)

今年は山川研究室チームで能代Cansat競技にも出場されたそうですが、
研究とは結びつきのないミッションだったそうです。
将来的には、研究室で行っている研究を超小型衛星のミッションにして、
実際に宇宙で実証する、といった事が出来れば良いな、という意見交換をしました。

UNISECのネットワークを用いれば、実現可能な事かと思いますので、ぜひぜひ頑張ってください!



というわけで、京都大学・生存圏研究所の山川研究室のレポートを終わります。
山川研究室の皆様、本当にありがとうございました!


伊藤

0 件のコメント:

コメントを投稿