2011年11月15日火曜日

2011.11.15 多摩美術大学行脚!

こんばんはー


UNISONのむたです。


本日は、UNISECの新団体、多摩美術大学衛星芸術プロジェクトにお邪魔してきました。

UNISECは宇宙の中でも『技術』の分野に特化した組織のはず。。。。
なのに、芸術?どういうこと?と新団体紹介のMLが回ってきた時に思った方も多いはず。

と、いうわけで、今日はUNISONメンバーの有志も募り、
合計6名で、多摩美術大学さんにお邪魔してきました。


今日見学させていただいたのは『衛星芸術』という授業で、
毎週火曜日の夕方から、授業を行っています。


早く到着してしまったので、まずは、研究室(という呼び方が正しいのか良く分かりませんが。研究スペース?)を見学させてもらうことに。
いきなりモコモコした毛皮から草が生えていたり、ランプシェードが可愛かったりする中で、
ときどきUNISECのかけらが。。。






八木アンテナ。

授業で八木アンテナを作り、実際にCubeSatの電波を受信したこともあるそうで。


あとは、ブレッドボードのとても大きいもの

これはアート作品だそうです。


また、INVADERという衛星のモックアップも置いてありました


(モックアップの後ろに牛の石膏像があるような。。。)


そんなこんなで授業の時間になり、さっそく我々6人も席につかせていただきました。



久保田先生。パワフルでバイタリティ溢れる先生でした。


私たちの自己紹介も簡単にさせていただき、合わせて、久保田先生からの計らいで、
UNISECの紹介も授業の時間を頂いて、少しだけさせていただきました。


ちょうど超小型衛星センターで、元中須賀研の田中利樹さんもいらっしゃり、UNISECについて
いろいろと助け舟もだして頂けました。


UNISASの田中さん




発表もさせていただきました。


ワークショップの宣伝も忘れずに。

衛星はまだまだ芸術が入っていないちょっと遠いものだけれども、
自動車がかつて一部の人しか使えなかったように、いずれはもっと身近になる
それにはアートの要素も入ってくる。今はその移行の時期なんだ、というのが久保田先生のお話でした。
衛星を身近に。一つ大事なテーマだなと思いました。


本日の授業は、前期に衛星の電波受信などを行い、衛星のイメージがなんとなくつかめたところで、
いよいよ最終製作に入ろう!というところでした。
衛星をテーマにアート作品を作る。
って、結構難しいですよね??


例えば、ということで、衛星家具の紹介。



東大の衛星PRISMのテレメトリデータに合わせて、LED電球の光度が変わるものだそうです。


調光器をLANでつないで、テレメトリデータを取得している基板。

これをじゃあ、実際に何に使うのか、なにか具体的な案を出すのでもOKとのこと。


そのほか、先生&田中利樹さんから出されていたアイディアとしては、
衛星すごろく。CubeSatが立方体なのを利用して、各面に数字を振って、一番発電している面の数だけ進む。みたいな。
それ、東大の衛星と日大の衛星と東工大の衛星とで競ったら面白そうですよねー


あとは15名ほどの学生の方々が、おのおの今自分が最終制作として考えているもののコンセプトを発表していくことに。
どこまで、今ネタばらししていいかわからないのですが、
衛星で音楽、とか、料理、とか、陶芸、とか光・音、感触などなど
工学畑の私たちには考えつかないような衛星とのコラボレーションで溢れていました。



この方は、多摩美のUNISEC代表の方。
テレメトリデータを受けて様々な光り方をするオブジェ。
地上のCubeSatみたいな。




衛星でアートというと、最初は衛星をテーマに絵を書くとかそういうイメージだったのですが、
どちらかというと衛星からのデータで遊ぶとか、もっとリアルタイムに衛星とつながっていく方向で、
意外でした。



詳しくはARTSATプロジェクトのホームページをご覧ください!
(こちらもかなり面白いです!)
http://artsat.jp/

衛星のミッションをどうするか、UNISECをはじめとする工学の団体だけだとなかなかでてこなかったりしますが、
アートの世界には衛星のミッションであふれているような気がしました。

工学畑にいるとついつい『役に立つ』衛星を、と思ってしまいますが、
それって衛星が高価だったり遠い存在だったりするからで、
それだといつまでもユーザーは増えなくて、産業として超小型衛星は成り立たない。
それだったらもっと身近にして、みんなが衛星を持てるようになって、それを使ってアートする、
そんな衛星の存在もありなんだなー(というか、ありになっていくといいなー)と思いました。


ワークショップの団体発表のアブストも提出されていて、
ぜひぜひ、投票に残って、九工大で多摩美さんの発表をUNISONの皆さんに聞いていただきたいと思いました。




今日は新たな発見でした。

多摩美術大学のみなさん、ありがとうございました!




ちなみに、再来週の29日の16:30から、中須賀先生が多摩美術大学で『超小型衛星と衛星芸術』
というテーマで特別講義を行うそうです。
外部聴講もOKとのことですので、興味のある方はぜひ見に行ってください!
イベントのポスターがこちら(授業を取っている学生が書いたものだそうで。
すごいですよねー。ワークショップとか総会とかのポスター、UNISECTシャツのデザインとかしてもらいたい(笑))


https://docs.google.com/open?id=0B1v4ci42bUkpYTVkODczYWItYWU5OS00NWQ3LWE0OGMtYTI1ODM4ZTIyMmMw

https://docs.google.com/open?id=0B1v4ci42bUkpNmNmM2ZjNjAtYjljNS00ZGVkLWIwMTItNzQzYmI4YjZiYWZk

https://docs.google.com/open?id=0B1v4ci42bUkpNDM3NTA4ZTAtZjIyNC00ODRjLTgyOWMtOGEyZDgyYzQ3MGI1

https://docs.google.com/open?id=0B1v4ci42bUkpYzg3ZWVjMDMtNjcyNC00ZDhmLTk0ZGQtMmRhM2RlODcwM2U0


ではまた!


むた

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