2011年2月8日火曜日

MakeTokyoMeeting06に行ってきました

 既にだいぶ前の話題ですが、2010年11月、DIYの祭典MakeTokyoMeeting06が開催されました。
(以下、MTM06)

 今回もその様子をちょっとだけご紹介します。

 場所は東工大 大岡山キャンパス。 秋晴れの中、会場はものすごい人の数です。 ジャンルは手造りであれば何でもあり…ですが、航空宇宙に関連する展示もたくさんありました。

<はやぶさフルスケールモデル>


 中央にあるのは・・・東工大の地球惑星科学科の学生が製作した実物大はやぶさ模型。 「借りられないならつくってしまおう」 という心意気はさすがですね。 それにしてもその大きさで会場一目立っていました。 相模原や空と宇宙展の実物大模型と比べ、近くで見れるので結構迫力がありました。

<CREATE ハイブリッドロケット>


 こちらは東工大のロケット団体CREATEの皆様の展示。 UNISECには最近加入したばかりで、まだ色々と準備に追われているとのことでした。 広報が手薄とのことなので、ここでちょっぴりですが紹介させていただきます。 

 ハイブリッドロケットの燃焼実験装置。SpaceShipOneと同じ方式のロケットモーターを使用しています。 一連の装置を少ない時間で作り上げ、各種試験をする予定だそうです。 

打ち上げ実験に向けて頑張ってください! 

<ARTSAT>


こちらは東大中須賀研(超小型衛星センター)と多摩美大のFablabのコラボ作品です。
多摩美大FabLab
 ARTSATプロジェクトでは、軌道上のPRISMからダウンリンクされた各種データを使い、インターネット経由で衛星の情報を取得し、それに応じた動作を組み込んだインテリアの製作を行っています。
 センサデータの出力先を、何もモニターに限る事はないということですね。

 その第一弾として、衛星の発電量と連動して明るさが変わるライトが展示されていました。衛星と連動する家具というコンセプト、地上局にあったりしたら意外と便利そうです。


<SOMESAT>

 SOMESATの皆様。今回は衛星バス、送受信系、広報の展示でした。それぞれ得意分野の人が集っているのでハイレベルです。すばらしいPVも作っていたりして個人的に憧れます。
衛星の送信機は市販品ではもの足りず、自分たちで自作しているそうです。 ネギ振りにかける情熱でこれだけの人材が集まるのかと思うと、新しい時代を感じますね。  

<まとめ>

 MOM01に引き続いて、衛星利用の新しい形をたくさん見ることができました。
本家アメリカ版のMAKEではバルーンサットが特集も目立ちます。 DIY Spaceと銘打って、海外のDIYerも宇宙空間まで進出を企んでいるようです。 

 ただし、まだ一般人が気軽にというわけにはいかない部分も多く、その代表がロケット技術です。 CREATEの皆さんも安全管理に関してはしっかり説明しており、こうしたイベントでそうした理解を広めるのも大切なことだと思います。(CREATEの皆様、ありがとうございます!)

 一口に宇宙と行っても、目指す手段は人の数だけ存在するのだな、ということを実感しました。宇宙を目指す人達と、UNISECが柔軟に関わっていけたら新しいことができるのではないか、そんな事を思いました。

 以上報告でした。他にもユニークな展示、記事が盛りだくさんなので、興味のある人はMAKEのblogやイベントをチェックしておくことをおすすめします。

(中澤)

参考

Make Japan blog http://jp.makezine.com/blog/
Make blog http://blog.makezine.com/
多摩美ハッカースペース blog http://dp.idd.tamabi.ac.jp/hackerspace/?p=735

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