UNISEC総会の翌日に行われた,2nd UNISEC Space Takumi Conferenceの
報告をさせていただきます.
Takumi Conferenceは,総会と場所を変えて東京工業大学で行われました.
会場はこんな感じでした.↓
総勢33名の方が参加されました.Takumi Conferenceの大きな特徴として,
発表が20分でその後30分のディスカッションの時間が取られているということがあります.
幅広い意見を聞き,活発なディスカッションを行うのが目的で,目論見どおり
毎回会場からも非常に活発な意見交換が行われるカンファレンスとなっています.
最初の発表は秋田大 和田先生からで,「大学生による
小型ハイブリッドロケット打上げへの挑戦の始まり」というタイトルの講演でした.
東海大の事例などを挙げながら,学生によるロケット打ち上げのこれまでと
これからをご講演いただきました.
次の発表は「Cansat開発を通じたシステム・エンジニアリング教育の実践」と題して
東北大坂本先生にご講演頂きました.
システム・エンジニアリングの概要から始まり,SPindleの実績に対する考察などを
お話いただきました.実際にSPindleに参加した大学も参加して活発な議論が行われました.
と題して発表がありました.質疑応答では開発・運用に携わった学生が発言する
場面も見られました.
学生からも発表があり,「高電圧技術実証衛星鳳龍弐号の開発」というタイトルで
九工大の岡田さんと佐々木さんが発表してくださいました.
高電圧発電の達成,放電抑制効果の検出技術に対する課題などを中心に
議論が行われました.
最後のセッションでは2件の発表があり,1件目は東北大 坂本先生の
「ハードウェアシミュレータによる超小型衛星の電源系性能評価」というご講演でした.
実際に用いられたシミュレーションプログラムの実演も交えながらの発表で,
非常に興味を惹かれました.
最後の発表は,「地球・天体観測技術実証衛星TSUBAMEの電源系開発」と題して
東工大の西原さんが発表してくださいました.
会場からは,「上手くいかなかったところも教えてほしい」という意見も出ていました.
ディスカッションの様子です.学生,教員問わず様々な方から活発に質疑応答が
行われていました.
というわけで,第2回Takumi Conferenceも無事に行われたわけですが,今後も
総会とWSに合わせて年2回Conferenceが行われるようです.
是非,学生からもどんどん発表してどんどん投稿していきましょう!という宣伝でした(笑).