先週末は皆様,雪の降りしきる中(吹雪の中?)北海道までお越しくださり
ありがとうございました.皆さん無事に帰宅されたようで,一安心です.
さて,滝澤さんが1日目の報告,杉本さんが0日目の植松電機ツアーの報告を
それぞれ上げていただいたので,最後は開催校代表として〆たいと思います.
最初はメイン会場でポスターセッション.全部で24件+CanSatWGからのポスター
発表がありました.
非常に活発な議論が行われていました.ちょっと昨年より時間を延ばしたのですが,
いかがだったでしょうか?まだ足りない or 長すぎなどお気軽にコメント等で
教えていただければ幸いです.
さて,その後は学生討論です.写真が手元にないのでそこは報告書で見ていただく
ことにして,短い時間でしたがUNISONの今後の活動について熱い議論を戦わせて
頂きました.衛星WGは模造紙でブレストのようにしていたようです.
午後13時からは残り5件の口頭発表でした.
質疑はどれも時間切れになるくらい,質問がいろいろ出ていました.
その後の特別講演はJAXA土井様による超小型衛星放出のお話,そして
総務省尾崎様による電波周波数調整のお話でした.いずれも衛星系の話でしたが,
これから先,より重要になってくる話なので皆さん真剣に聞き入っていました.
(特別講演からUNISAS報告までの写真がないです,ごめんなさい!)
UNISON報告・UNISON Projectについては,各WG代表から行われました.
前日のWG会議の結果を反映して,代表者会議とは全然出ていなかった話が
たくさん出ていて,WSで顔を突き合わせて発表や話し合いをすると
やっぱりすごく話が進むなーと思いました.
個人的にはCanSat(ShipSat?CanShip?)海打ちの話が出ていてうおー!
と血が滾りました.日本版ARLISSは海でやりたいですね!!
UNISON Project報告ではUNICORN-1の速報結果が出ていました.
あんなカッコいいミッションマークがあったとは…ここでお見せできないのが残念です.
報告書にご期待ください.
その後は,UNISAS報告ということで和田先生からお話がありました.
その中では,アブストを審査して行われるUNISAS賞の報告がありました.
UNISAS賞2位は…
東工大/宇宙研 松永研!賞状と2万円の副賞がUNISASから贈られました.
そして栄えある第1位は…
東大中須賀・船瀬研!!さすが,といったところでしょうか.
ななんと今回からUNISAS賞1位にはトロフィーも贈呈されました!
副賞は5万円!でした.太っ腹なUNISASの皆さん,いつもお世話になってます.
超小型衛星のパイオニアである2団体がさすがの受賞,となりました.
和田先生曰く「この牙城が崩されるのか,はたまたニューフェイスが現れるのか…」.
CLTP3についても総括する発表が行われました.今後開催校になる方にとっても,
また国際的な人材育成という面でも,有意義な話が聞けたかと思います.
最後に閉会式では,UNISON賞,ポスター賞の発表がありました.
結果発表については開票・北大宇シス,発表・滝澤さんプレゼンツでお送りします.
滝澤さんがいつの間にか作っていた全団体の順位表で赤裸々に3位までが
明らかになった後,投票で口頭発表1位になった団体の発表は…
九工大 宇宙システム研究室!今回唯一のロケット系ということで,動画もたくさん
入った発表がポイントだったのでしょうか.12/18の打ち上げも楽しみですね.
ポスター賞の受賞は…
九大 宇宙機ダイナミクス研究室!だったのですが,遠地からの来札ということで
先にお帰りになっていました...渡す相手を見失ったのでとりあえずドヤ顔しておきました...
その後,なんと開催校として感謝状をもらってしまいました.
なにがもらえるとか,賞状準備とかは私もまったく知りませんでした(笑)
ちなみに記念品として今までのAnnual Report 10年分でした.過去から学びます!
そして,感謝状等はありませんでしたが北海道工業大学の皆さんも最初から最後まで
ずっとボランティアとして手伝っていただいていた,ということを
改めてここでご報告させていただきます.ありがとうございました.
次回開催校は電通大!高玉研の皆さん,よろしくお願いします.
その発表を杉本さんがしてくれました.UNISON代表3人の中では唯一就職する
杉本さん,ワークショップは土日なので助っ人に来てくれると信じていますよ(笑)
終盤では,次期代表候補の方の発表と,一人一言がありました.
皆さん頼もしい限りです.ぜひ今後一緒に頑張って行きたいと思います.
和田先生から〆のお言葉&次回能代の開催日の発表を頂き,ワークショップ2012は
閉幕となりました.
次の日は3rd Space Takumi Conferenceでした.Space Takumi Conferenceは
2~30分の発表時間と,同じもしくはそれより長い質疑の時間があるのですが,
蓋を開けてみるとそれでも質疑の時間が足りないくらい活発な質疑(というより
ディスカッションですね)が行われていました.
朝は講義があって工学部棟にいたので写真はないのですが,前日特別講演を
していただいたJAXA土井様から,前日より詳しいお話を頂きました.
その後は,先日ISSから放出されたにわか衛星について田中先生から発表を
頂きました.双眼鏡でにわか衛星のLEDメッセージ,見てみたいですね…!
午前最後の発表は東北大坂本先生,学生のモチベーションの話なども出ていて
皆さん「うんうん」と同意しつつもどう解決したらいいのかわからない…
となってしまうような問題について,講演後のディスカッションで話し合われていました.
お昼の休憩を挟んだ後は,室蘭工大で行われている研究開発についての発表でした.
室蘭工大は「まだ」UNISEC会員ではありませんが,実機の開発,ハイブリッド
ロケットモータの運用などUNISECで行われている活動と重なる部分が非常に多いので,
とても参考になったのではないでしょうか.
午後2件目は,筑波大馬さんから今回唯一の学生発表ということで頑張ってもらいました.
内容は能代の安全審査についてです.今年から体制や日程などを大きく変えて行われた
安全審査,厳しい部分もありますが安全なロケット打ち上げには不可欠です.
変えたところと変えていない部分,どう作用してどういう結果になったのか,ということを
発表,ディスカッションしてもらいました.
最後の発表は九工大松本先生から,フランスでのロケット競技会の事例を通じて
研究室によるプロジェクトの運用,技術伝承などについて赤裸々に話をしていただきました.
経済分野の文献なども引用され,非常に得るものの大きいお話を聞かせて頂きました.
というわけで,12月10日,全日程が終了しました!あとは後刷りCDなどを作って
講義のレポートを書いて修論を書くだけですね!!!
今回のワークショップ,急遽の日程変更をはじめ参加者の方にたくさんご迷惑を
おかけして申し訳ありませんでした.うまくいったところはどんどん実施してもらって,
失敗したところは反面教師にしてもらって,次回開催校と次期代表に
引き継いでいきたいと思います.
人生初雪道&吹雪を体感していただき,いい迷惑だったかもしれませんが
こんなところでも人は生きてるんです(笑)
また是非北海道にお越しください!ありがとうございました!!