2012年5月12日土曜日

GSNアウトリーチ@仙台

こんにちは,東北大の杉村です.
5月12日にGSNで行った仙台市立富沢小学校でのGSNアウトリーチについて報告します.

このイベントは子供たちに宇宙工学に関する話しを通じて,暮らしを豊かにしている工学に興味を持ってもらうことを目的としています.今回は宇宙についての話や最近の宇宙開発の話を行い,もっと宇宙を身近に感じてもらえるように手作り八木アンテナをグループごとに製作して日大のキューブサットSEEDSのデジトーカ音を受信しました.

今回は,東北では初めてのGSNアウトリーチで,日大とYAC仙台たなばた分団の方々と協力してイベントを実施しました.参加メンバーは,東北大から4名,日大から2名,YACから7名です.
これに対して小学生は予定の40人の半分の20名でしたが,小学生ひとりひとりに丁寧に接することができました.そのおかげか全グループが製作した八木アンテナでSEEDSの音を受信することができ,大成功でアウトリーチイベントを終えることができました.
特に衛星の音が聞こえたときはみなさんすごい盛り上がりで,アウトリーチをやってよかったと思いました.
今回,電波受信用の無線機は東北大だけでは数が足りなかったので,東京大学の中須賀研究室から3台お借りしました.それに日大さんが持参した無線機で実験を行いました.

当日のスケジュールは以下の通りです.
8:00:講師陣集合
9:00~9:40:事前授業
9:40~10:20:八木アンテナの製作
10:20~10:40:衛星電波受信実験
10:40~11:00:まとめ・記念撮影,QSLカードの配布

まずは顔合わせ.はじめて会うひとがほとんどでした.
パワーポイントで宇宙に関する事前授業を実施.日大のSEEDSのEMをお借りして,子どもたちに実物の衛星に触れてもらいました.
次に,各グループで八木アンテナを製作.アルミ棒を切るのは小学生にはちょっと大変そうでした.
そして屋上に行って,電波を受信.絶好の実験日和でした.衛星のいる方向にアンテナを向けると何やら音が...みんな無線機に耳をかざしながらアンテナで衛星をさがしていました.

 
衛星の可視時間は10分程度でしたが,みんな衛星の音を聞くことができました.実験終了後,みんなで記念撮影!楽しくイベントを終えることできました.こういったアウトリーチを今後も継続させていきたいものです.
最後に,今回のGSNアウトリーチを実施するにあたり,富沢小学校の郡山校長先生をはじめとする諸先生方には多大なご支援をいただきました.心より御礼申し上げます.

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